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2015年度このマンガがすごいで話題の「聲の形」最後まで読んだ

聲の形(1) (講談社コミックス)
大今 良時
講談社 (2013-11-15)

講談社コミックスから出版されている「聲の形」を読み終えた。全7巻。
こんなに心に響く漫画を久しぶりに読んだ。なんというか、ちゃんとしなきゃと思った。

この作品は2015年の「このマンガがすごい」男性部門1位になっていて名前だけは知っていたんだけど、特に読むつもりはなかった。

ある日僕の好きなデザイナーさんがTwitterで評価してて気になって、そこでちょうど出会った本屋の見本を読んでから止まらなくなり、その日のうちにKindleで最後まで買ってしまった作品。

物語はやんちゃな男の子と耳が聞こえない女の子を中心に進んでいくんだけど、ありきたりな感じでは全然なく、一人一人の心情が細かく描写がされていて、すごくリアルだった。
第1巻や、途中に出てくる辛い描写も雑に描かれてなくて、その時その時のそれぞれの心の中まで丁寧に表現されていたと思う。作者がそこに強いこだわりを持っていたのだろうことが伝わってくる。

いじめはいけないというのもこの漫画の大きなテーマだと思うけど、そこに関しては他の方がいい感じに書いているので深くは書かない。拙い文章力でそのテーマに切り込んでいく自信はないです 笑

僕は単純に手話で話すのって楽しそうだなと思った。
僕は耳に障害を持った人と出会ったことがないんだけど、これまでならどう対応すればいいのかわからなかったと思う。まあ今も分かってはないのかもしれないけど、少なくとも排他的にはしたくなくて、機会があれば手話とかそういうのを覚えるのも楽しいかもと思っている。

障害を持っている人が普段どういう気持ちで過ごしているのか、それでいじめを受けたらどう思うのか。考えたら答えは簡単なんだけど、こういう作品がなかったら考えるということにさえ気づかない場合もある。それを考えさせるきっかけになってくれただけでも、この作品の価値はあると思う。

最後まで読んで、また最初から読んでみるとすごくじ〜んとする。主人公たちの今を思うと、本当に良かったと思う。正直感情移入しすぎて何も手につかなくなってるんだけど、読み終えてすごく暖かい気持ちになれるので、おすすめです。

聲の形(1) (講談社コミックス)
大今 良時
講談社 (2013-11-15)

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