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「戦略シミュレーションゲームの作り方」読んだ感想

一昨日買った「戦略シミュレーションゲームの作り方」をひと通り読み終えたので感想。

戦略シミュレーションゲームの作り方
GAMKIN株式会社 ロバート・ジェイ・ゴールド
翔泳社
売り上げランキング: 30,040

こういう人におすすめ

  • プログラムをやってみたい人/気になってる人
  • ゲーム性やルールを作ったりするのが好きな人
  • Unityみたいな3Dじゃなくて簡単に作ってみたい人

プログラム初心者向けに書かれているので、変数、配列、オブジェクトなどの説明が詳しく書かれている。また、シミュレーションゲームは他のゲームに比べて戦略が大事なので、今後に繋げれる可能性がある。そしてUnityよりやれることは少なくなるけど、その分「ツールを使いこなす努力」の必要も少なくなってくる。これがざっくりとしたおすすめの理由。以下感想。

良かった点

購入前の参考としてAmazonレビューを読んだ限り、「基本的な内容が多いためプログラム初心者にはいいが、中級者ともなると目新しい内容があまりない」という感じで書かれていて、僕もPHPや基本的なJavaScriptは少しわかるので大丈夫かなと思いながら購入した。結果目新しい要素ばかりで大変ためになった。僕としてはこれまでデータベースを使ったリソース管理をしてきたので、この本のように1つのファイルで全てを終わらせるというのは初めての経験だった。恐らくこの本を終えた先でデータベースで管理、ということになるのだろう。

これまで2次元配列をそんな有効に使ったことが無かったので、マップの作り方、動ける動けないの判定など、マスのあるゲーム独特の書き方が出てきてなるほどなと思った。同様にプレイヤー、ユニット、戦闘、ターンの概念などゲームに最低限必要な要素がわかりやすく説明されていて良かった。クラスを使うことでキャラを増やすのも簡単で、作りながらちょっとテンション上がった。

また、「必殺技」というゲーム全体に影響を及ぼす存在の考え方、それを踏まえた上でのバトルの設定も知識としてとても勉強になった(無敵状態かどうかを判定して、違えばダメージ計算に入るなど)。

気になった点

ひとつ言っておくと、この本は「プログラムを実際に書きながら読み進めていく」という方法をとるのが難しい。サンプルコードがチャプターごとに分かれているので、それと本を照らし合わせながら学習するという形。僕は最初前者のように進めようとして新規フォルダで作業していたので、途中で進路変更した。

なぜ書きながらできないかというと、本に記載されているコードはそのチャプターで学習する新しい部分を全て書いているわけではない。例えばこれまでベタで書いていたファイルパスを突然変数にしていて、その代入部分を記載していないなど(Enchant.jsの機能かなんかかな?(^q^)とか思ってしばらく詰んだ)。最近はWordPress本などでも「書きながら進めていくとちょっとずつ完成していく」という本が比較的多く、サンプルコードのダウンロードは途中で詰んだ人用の救済策という印象が強い。そういう学習方法であることがあらかじめ分かっていれば、迷わずにすっと入っていけると思う。

それでもほほぅという出来のゲームが完成した

そこさえ分かってしまえばこっちも要領を得てくるのでさくさくと進んだ。本とサンプルコードを見ながら説明を読む。音楽を入れるととたんにゲームっぽくなった。
キャラも簡単に増やせるので、画像を差し替えればそれらしいオリジナルのゲームになると思う。あくまでも基本的なことしかやってないので過信は禁物だけども。レベルアップとかは本書では扱ってない。

もっと作ってみたいけど、一旦Unityもやってみたい。考えているルールはあるんだけど、実現できるのはいつになるやら…笑

戦略シミュレーションゲームの作り方
GAMKIN株式会社 ロバート・ジェイ・ゴールド
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追記

Unityゲーム制作やってます。そちらもどうぞ。2015年11月20日現在Part_7。
Unityでゲーム作ってる_Part7

第一回
Unityでゲーム作ってる(途中経過)

サイト移転しました!→「Hatoblog(はとブログ)

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