Ionic 2 CLI v3 クイックリファレンス
Ionic CLIは、コマンドラインから簡単にWebでの表示やプラットフォームの追加、ページの作成などを行えるツール。
バージョンが3になって書き方がちょっと変わった。なので、前回のことはじめ記事でも触れたけど再度まとめてみようと思う。
CLIのインストール
まだCLIをインストールしていない場合は、npmを付けてインストールする。
npm install -g ionic@latest
インストールの確認
正常にインストールされたら、以下のコマンドで情報を見ることができる。
ionic info
新しいプロジェクトの開始
Ionicの様々なテンプレートを使ったりしてプロジェクトを開始できる。
ionic start [ProjectName] [template] cd [ProjectName]
使用できるテンプレートはまっさらな「blank」、タブ表示が最初から付いた「tabs」、サイドメニューが付いた「sidemenu」、いろいろ付いた「super」がある。また「tutorial」でチュートリアル用プロジェクトを作成したりできる。前と違って「–v2」は付けなくて良くなった(デフォルトがIonic2)。
プラットフォームの追加
プロジェクトのターゲットとなるプラットフォームを追加する。「ios」「android」「browser」「blackberry」「webos」「windows」などがある。
ionic cordova platform add ios ionic cordova platform add android ionic cordova platform add browser
Webビューでの表示(Serve)
ローカルでのアプリをブラウザに表示する。
ionic serve
別のポートに表示(デフォルトは8100)。
ionic serve --port 7777
複数のプラットフォームでの表示を並べて実行。便利。
ionic serve --lab
ページやプロバイダを作成
ページやいろいろな動きに使うプロバイダなどの基礎を作成。
ionic g page [newPage] ionic g provider [newProvider]
プロジェクトをビルド
ターゲットにしたプラットフォーム用にアプリをビルドする。
ionic cordova build
特定のプラットフォームのみのビルドを行うこともできる。
ionic cordova build ios
製品版のためのビルド。
ionic cordova build --prod --release
リソースの生成
アイコンやスプラッシュスクリーン画像などのリソースを自動で生成する。「resources」フォルダ内の「icon.png」と「splash.png」を更新した後、
ionic cordova resources
エミュレート
エミュレータでアプリケーションを起動する。
ionic cordova emulate ios
ライブリロード機能付きでエミュレート。
ionic cordova emulate ios --livereload
デバッグモードでエミュレート。
ionic cordova emulate ios --debug
接続されたデバイスで実行
ionic cordova run ios --device
補足:ネイティブプラグインの導入
まあドキュメンテーションの内容に従うだけなんだけども。
ionic cordova plugin add cordova-plugin-3dtouch
おまけ
--prod
とか--debug
、--livereload
なんかのプションは基本的に使いそうなコマンドすべてに用意されてる。詳しくはIonic CLIドキュメント参照。